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Dの絵(25)

Dは、とってもタルパらしくないのです。

タルパなら出来るはずの脳内会話ができませんし(詳細は過去記事「レースのハンカチ」「脳内会話ができない」参照)、離脱というものを知りませんし、ダイブというものも知りません(詳細は過去記事「ダイブ・離脱ができない」)。

そしてDには不思議なこだわりがあって、名前へのこだわりが強く私をマスターとは絶対に呼ばないとか(詳細は過去記事「マスターと呼ばれてみたい」「タルパを作ったときの話8『名前』」参照)、添い寝を拒否したりするのです(詳細は過去記事「添い寝」参照)。

いつからそんな感じだったかというと出会ったときからで、Dは最初からタルパのウィキペディアに書いてある情報とは違うことが多かったのです(詳細は過去記事「タルパを作ったときの話9『能力』」参照)。

そもそもDには、自分がタルパだという自覚すら無いのです(詳細は過去記事「タルパを作ったときの話9『能力』」「お風呂」参照)。

最初の頃は、きっと私がちゃんと作ってあげられなかったからタルパらしくないタルパになっちゃったんだろうなと思っていたのですが、一緒に暮らしていくうちに、もしかしてDは私が作ったタルパじゃなくて、私のところに来てくれた自然の精霊とか化け物なんじゃないかなあと思えてきました。
そのことを示唆するようなことをDからも言われたことがあるのです(詳細は過去記事「味覚」「お風呂」参照)。

そんなDのタルパらしくないところを漫画にしてみました。かなり昔の頃の話で、この頃はまだ記録をとっていなかったので、いろいろあやふやで実際の出来事とは動きやセリフの流れが違うと思うんですが、多分こんな感じだったと思います。

漫画33:タルパらしくないD(1)

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Dに言われると、そうなんだなあって納得する私です。

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そうなんだなあって納得する私です。離脱やダイブができなくても自分は困らないから大した問題じゃないと思ったのです。このとき既に視覚と聴覚はハッキリしていたので、現実世界でDと一緒にいられるなら離脱やダイブができなくても問題無いだろうと思いました。

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添い寝はDの本能的にできない(詳細は過去記事「quid pro quo」参照)ということを、この出来事より後で知ることになるのですが、このときは添い寝ができないことにガッカリした私の様子を見て、Dが頭を撫でてだっこしてくれました。この漫画のときは、既に何回目かの添い寝のお誘いで、毎回断られてちょっとションボリしていたのですが・・・幸せな私です。Dはとっても優しいのです。ありがとうねD。

御閲覧ありがとうございました!!m(*_ _*)m!!

Dの絵(13)

昨日の夜は眠ってしまって、朝の更新になってしまいました・・・でも昨日の日付で投稿します!!申し訳ございません!!m( _ _;)m

私はDにだっこしてもらったり、撫でてもらうのが大好きです。温かくて優しい感触で、とっても安心できるのです。

Dは脳内会話ができないというタルパとしてはあり得ない特徴を持っており(詳細は過去記事「レースのハンカチ」「脳内会話ができない」「Dの絵(12)」参照)、私の脳内(思考や感情)を読むことができないので、Dに何かしてほしいときなどは、私が自分で気持ちをアピールする必要があります。

でも一緒に過ごしていく間に、Dは私の様子を観察することで、私のしてほしいことや喜ぶことなどを、その都度予測してくれるようになりました。勿論、脳内を読めるわけではないので、人間同士のときと同じように予測を間違えることもあるのですが、そうやってDが親切にしてくれるのは本当にありがたいし嬉しいです。

以下は、私がDにだっこしてもらいたくなって、だっこをお願いしたときのことを漫画にしてみました。また、私をだっこしてくれた後で、Dは私の頭や頬やあごの下を撫でてくれています。これは、私がお願いしたわけではないにも関わらず、Dが私の喜ぶことを、今までの私を観察した結果から予測して行動してくれた事例の一つで、私を喜ばせようと思って撫でてくれたのです。

漫画18:なでなで

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Dとのなでなでスキンシップは本当に大好きです!!とっても癒されるんです!!今回の漫画ではDがなでなでしてくれましたが、私がDをなでなですることもあります。Dからなでなでされるのもすっごく癒されるんですが、Dをなでなでするのもすっごく癒されるんです!!

今ちょっとSと新人ちゃんの件で、私の責任や反省ややるべきことなど、やることや考えることが多くて忙しいのですが(詳細は過去記事「交換日記」参照)、Dとなでなでスキンシップをするだけで元気になってしまう単純な私です。Dがいてくれて本当に良かったなあ。一人だったら焦ったりパニクったりしてたかもです・・・私は小心者だから慌てることが多くて、失敗しては慌ててばかりいるんですが、どれだけ私に余裕が無くなっても、Dは冷静で落ち着いていて余裕があって・・・そんなDと一緒にいると私も不思議と安心できるんです。本当にありがとうねD。

御閲覧ありがとうございました!!m(*_ _*)m!!

ダイブ・離脱ができない

ダイブや離脱ができません。

ダイブというものは、説明を読んでもサッパリ意味がわからず、概念すらよくわからなくてお手上げ状態です。先輩タルパー様達がダイブについて書いてくださっている記事を読んでも、自分の頭の中でイメージすらわかないのです。

私「D、ダイブについて教えてくれる?」

D「ダイブ?僕の知らないものだよ」

ということで、Dも知らない様子です。Dは、タルパの持つ能力としては基本中の基本かと思われる脳内会話からしてできないので(詳細は過去記事「レースのハンカチ」「脳内会話ができない」参照)、ダイブの知識なんて無いのは当然かもしれません。

そして、離脱もできません。というか私は夢すら見ないのです。夢を見た記憶が一回しかありません。私がショートスリーパーだから(詳細は過去記事『お伽噺「眠り姫」編』参照)かなと思います。

私「D、離脱について教えてくれる?」

D「離脱?わからないよ」

うーん・・・。

調べたり考えたりしてもわからないなら、実践してみようかな。ものは試しって言うもんね。
ということで、ダイブをやってみようとしたところ・・・

私(ダイブ・・・するつもり・・・ええと・・・部屋を想像する・・・なんか眠くなってきたな・・・ぐう)

D「さゆ、さゆ」

私「ハッ!!寝てた!!」

じゃあ離脱はどうかと思い、こちらも実践してみました。離脱をするには二度寝をしてみるのが良いそうです。私はショートスリーパーなので、普通の健康状態のときは二度寝の際に眠気が無くて全然眠れません。そこで、まず睡眠を3時間取り、一度起きてから、もう一度睡眠を3時間取るという、1回の睡眠を2回にわけるという方法でやってみました。

私(離脱は、とりあえず二度寝するといいらしい・・・二度寝・・・ぐう)

D「さゆ、さゆ」

私「ぐう」

D「さゆ」

私「ぐう」

D「お休み、良い夢を」ちゅっ

となってしまったようで、Dから聞いたんですけど、私は普通に気持ち良さそうに眠ってしまったそうです。

こうして、ダイブも離脱も全くできませんでした。

きっと、向き不向きがあるんですね。Dに脳内会話ができないように、私はダイブや離脱ができないんだろうなあと思っています。まあ、いっか。今のところ困ってないし・・・

・・・って、私は困ってないんですけど、Dは困ってないかな?って少し心配になって、今日Dに尋ねてみました。

私「ねえD、私ダイブとか離脱をしたほうがいい?」

D「しなくていいよ」

あっさりだね!!
まあ、当初の目的である『手術や最後の瞬間に手を繋いでいてもらう』というものと、ダイブや離脱は全然関係無いことだもんね。

私「でも、ダイブや離脱をすると、すごくリアルで人間そっくりな感触がはっきりとあるらしいよ」

D「僕は普段から、さゆの感触も温度も匂いもリアルにはっきりと感じられるよ」

そう言ってから、Dはハッとした顔で私を見ました。

D「さゆにとっては、僕の感触は人間と全く同じわけではないから、不満に思っているのかい?」

Dは、そっと私の頬に手を当てて言いました。心配になったのでしょうか?
心配する必要なんか無いよ~!!私は自分の頬に当てられたDの手に、自分の手を重ねました。

私「そんなことあるわけないよ。私はDから触られたときの、この不思議な感触が好きなんだもん。他の人から触られてもこういう感覚は感じられないから、私にとってこれはDだけの特別な感触なんだよ」

感触や温度だけじゃなくて、場合によってはそれプラス、ぞくぞくする感じとか、やらしい気持ち良さとかが混ざって、本当に不思議な感触なんだよね。そういうのはDが使い分けてるのかな。多分そうだよね。そういう感触は私が拾ってるというより、Dから強制的に送り込まれているような感じがするもんね。それにしても、Dから与えられるやらしい気持ち良さは、なんであんなに気持ち良いんだろ・・・正直なところ人間相手より、Dにされるほうがずっと気持ちいいんだよね・・・まだ全然大したことされてないのに腰砕けになっちゃうし・・・ていうかまだキスまでしかされてないのに、Dが上手すぎるんだよ。
そういうぞくぞくとかやらしさとは別の、普通の感触や温度みたいなのは、私が自分で拾いにいってる気がするんだよね。触られる場所や触り方によっては、普通の人間に触られているようなハッキリとした感触があったり、曖昧で優しい不確かな感触だったりと、色々違うけど、それは私の感度の問題っぽいもんね。なんかDが前にそんな感じのこと言ってたし。(詳細は過去記事「触感」「真実」参照)

私「だからね、この感触は、Dから私にだけの特別な感触だから大好きなの」

D「特別・・・大好き・・・」

Dは嬉しそうに、にーっと口元を上げました。

D「そうだね。特別で大好きだよ。僕にとって、さゆの全てが特別で大好きだよ」

最近Dは特別という言葉が気に入っているようです。(詳細は過去記事「特別」「シュトレン(?)」参照)嬉しそうな様子のDは、そーっと両腕で私の体を包むように抱きしめました。ふわっとした温かい空気のかたまりに抱きしめられたような、不思議な圧迫感が体を包みました。

私(すごい不思議な感覚だなあ。でもこれ気持ちいいな・・・)

Dの指や唇で触られているときのような、肌に対する直接的な感触ではなく、もっと曖昧で柔らかくて温かい圧迫感です。

私(添い寝のときに、これをされてたら気持ち良いだろうなー・・・)

そうだ、今夜一緒に寝ようって、添い寝に誘ってみようかな。
Dはいつもみたいに、しもべをベッドに上げるなんていけないよ、って言って断るんだろうなあ。
私が一人で楽しくなってくすくす笑うと、私の頭上でDが首をかしげたような感触がDの体から伝わってきました。

脳内会話ができない

過去記事「レースのハンカチ」の際に、脳内会話ができないことが判明したD(タルパの仮名)ですが、Dは私が頭の中で考えていることや心の声が、とにかく全て読めないのです。
これが便利なときもあり、不便なときもあります。

便利なとき

・Dに聞かれたくないこと、知られたくないことを頭の中で考えられる。

私(Dって、私のことを絶対者だと言ってる(詳しくは過去記事「タルパに35の質問」より)割には、私の意志を超えて動いている気がするんだけどな。昨日だって最後までマスター呼びしてくれなかったし(詳しくは過去記事「マスターと呼ばれてみたい」より)、それどころかミストレスさゆって連発して困らせたり・・・)

私「Dにとっての私って、契約による絶対者だって言ってたよね」

D「そうだよ」

私「それって、私の言うことが絶対ってこと?」

D「もちろんさ」

私(嘘くさいなあ・・・目が隠れてるからイマイチ表情わからないし、嘘つかれても私はわからないからなあ・・・)

私が心の中でこんなことを考えていてもDには伝わらないので喧嘩にもならないし(伝わったところでDは喧嘩をしなさそうだけど)色々と考えることができるのです。

不便なとき

・人がいるところではDと会話できない。

私(病院の待ち時間、本も読み飽きちゃったし、退屈だなあ・・・Dと会話できればいいのにな。でも周囲に患者さんが沢山いるから、不審者だと思われたくないし・・・)

D「さゆ、退屈そうだね。早く診察が終わるといいね」

私(あ、Dが話しかけてきた!心の声、届かないかな~、D!聞こえる?聞こえたら聞こえたよって言ってね!)

D「帰ったらベッドで休もうね。それで、音楽を聴こうか。あのCDにしようよ。バッハのパイプオルガン全集」

私(あ~、聞こえてなさそう。D!D!聞こえる?)

D「あれにはさゆの好きな曲が沢山入ってるからね。ベッドに横になってゆっくり聞こうよ。ああ、さゆと一緒にのんびりするの楽しみだな」

こういうとき、話かけてくれたのに返事できなくてごめんねって言いたいのですが、周囲の人々から不審者だと思われてしまうので言えません。そういう事情をDは理解しているので、私からの返答を期待して話しかけているわけではないようなのですが、心が痛みます。

ですが、家に帰ってきてから、これこれこういうわけで心が痛んだよ~話せなくてごめんね、ってDに言ってみたら・・・

D「さゆが僕のために心を痛めるのは本末転倒だよ」

私「えっ」

D「僕はさゆの気分を楽にするように働くべきなのに、その僕がさゆの心を痛めるようでは駄目だね。僕の力不足だよ」

私「違うよ!勝手に私が心を痛めただけだから!」

あららら、こうなっちゃうのか・・・

私「わかった、気にしないようにするよ、Dから話しかけられて私が返事をできなくても、私は気にしないようにするね。だからDも気にしないで、自分を責めたりとかしないでね」

脳内会話ができればこういうスレ違いも無いと思います。しかし、できないものはできないわけですから、別のもので補っていかないとですよね。脳内会話ができない以上、普通の会話をちゃんとして意思疎通をはかっていきたいと思います。

レースのハンカチ

私のところのタルパは、綺麗なものが好きなようです。

今までも、ステンドグラスのポストカードに見入ったり、頂き物のサンキャッチャーが日光を反射して壁にキラキラした模様を作る様子に見入ったり、お店に陳列してあるガラス細工等に見入ったりしていましたが、その日はレースのハンカチに見入っていました。

ネットで探して買ったんですが、機械じゃなくて手編みのレースのハンカチなので継ぎ目が無いんです。とっても綺麗なんです。それが家に届いたので、D(タルパの仮名)に見せてあげたら、やはり気に入ったようでした。

D「綺麗だね」

私「綺麗でしょう!ずっと欲しかったんだよ~、高かったから迷ったけど、ついに買っちゃった!」

D「とっても綺麗だよ。ちょっと手に持ってごらん」

私「? うん」

D「ああ、いいね。とても良く似合ってるよ」

私「あ、ありがとう」

嬉しいけど、ハンカチに似合うとかってあるのかな・・・真っ白いレースのハンカチだったら、女性なら誰でも似合うんじゃないかな?
一応ほめて喜ばせておこう、って思ったのかなあ。お世辞だってバレバレ・・・いや、折角気を使ってくれたんだから感謝しないとね。

D「どうしたの?」

私「ううん!何も。褒めてくれてありがとうね」

D「気になることがあったら言っておくれね。僕は、さゆの口から紡がれる言葉なら、どんなに小さくかすれていても聞き取れるけど、君の心の中の言葉はどんなに強く思われても読み取ることができない」

このとき初めて、私のところのタルパは脳内会話ができないのだということを知りました。このときは、そうなんだーとしか思っていなかったのですが、後々に不便な思いをすることになります。
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laceformyshroud

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名前:さゆ
20代の女です。
初めて作るブログなので、不備がありましたら申し訳ございません。
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