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Dの絵(48)

先日、会社で担当として仕事を受け持たせて頂いているお客様から、パーティの招待状が届きました。

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このお客様は、もともとうちの課にまとめて仕事を依頼してくださるお客様でしたが、私の仕事を気に入ってくださって、私に個別に依頼をしてくださるようになったお客様なのです。私にとって、とても大切なお得意様です。そんなお客様がせっかく招待して下さったパーティですから、きちんとした格好で行かなくてはなりません。それで、パーティ用に新しいバッグを買おうと思った私は、Dにも一緒に見てもらおうと思って、連休中に二人でデパートに行きました。

結局、思うようなバッグは見付からなかったのですが、そのかわりに探していたサファイアのペンダントを見付けました。ちょっと前から、Dのイメージに合うような色のサファイアを探していたんです(詳細は過去記事「Dの絵(45)」参照)。このペンダントは、そのときお店に他にもいくつか候補のペンダントがあったのですが、その中からDが選んでくれました。

これが買ったサファイアのペンダントです。

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金属部分はpt900、中心のサファイアが1.5カラット(縦8mm×横6mm)、周囲のダイヤは0.2カラットです。サファイアもダイヤもすごくキラキラ綺麗に光ります。サファイアはオーバルブリリアントカットで、インクルージョンもブレミッシュもほとんど無くクラリティはそこそこ良いと思います。照りが良く、光るような角度でカットされているので、ものすごくよく光ります。

以前に買ったカイヤナイト(詳細は過去記事「Dの絵(46)」参照)はこちらです。カイヤナイトによくある線状の模様が無い完全に透明な個体です。カイヤナイトは二硬石なのでファセットカットにするのは難しいのですがちゃんとオーバルブリリアントカットになっています。カラーが素晴らしいロイヤルブルーなので、肉眼ですとハイクオリティなサファイアかと見間違えます。カイヤナイトとしてなかなかの希少価値だと思います。

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金属部分がPt900、2カラットのカイヤナイトです。オーバルブリリアントカットにされていて、カットによって入る光の加減で、夜みたいに黒い色、濃い青、明るい青と、キラキラとうつりかわって見えます。インクルージョンがほとんど無く、色がとても良くて、なかなか良い品質だと思います。これを買ったときはもともとサファイアを探していたんですが、Dっぽい色のサファイアは見付からず、Dっぽい色のカイヤナイトが売っているのを見付けたので買ったんです。
角度を変えると、宝石の中に光が入って反射して、夜のような深い青の中に、キラキラと青い光が浮かび上がって、とっても幻想的です。明るい場所ではキラキラと綺麗な色々な青系の色に光り、暗い場所ではぼんやりと怪しく青く光ります。実物は写真よりもっとずっと綺麗なんです・・・!!!!!((((( *≧ω≦*))))) ♡ ♡ ♡ ♡ ♡!!!!!

今回のサファイアを買う前に、バッグを見てまわったのですが、そのときのことを漫画にしてみました。ドレスの色や雰囲気に合わせて買いたかったのでドレスを持参して、試着室を借りてその中でバッグを試してみました。お陰で、息だけのヒソヒソ声でDと会話することができました。Dは私の口から発せられた言葉なら、どんなに遠くからでも、どんなに小さい声でも、どんなに掠れて不明瞭でも、聞き取ることが出来るのです(詳細は過去記事「鳩」「レースのハンカチ」参照)。

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Dは、私が綺麗な服を着たり宝石を身に着けたりすると、いつも「似合うよ」とか「かわいいね」等と言ってほめてくれるのです(詳細は過去記事「Dの絵(36)」参照)。リップサービスが上手なのです。だからこのときも、「似合うよ」って言ってくれるんじゃないかなと予想していました。

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Dの目は、形などの外見は人間そっくりですが、見えているものは人間とは全然違う光景のようです(詳細は過去記事「Dの絵(19)」参照)。だからもしかして、契約者の私が身に着ければ、何でも綺麗に見えるのかなあ?と思いました。

そこで、家に帰って来てから、ちょっと実験をしてみました。友達がくれた変なメガネ(多分、宴会芸用)を付けて、Dにこう尋ねてみました。

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どうやら、契約者がつけていれば何でも綺麗に見えるわけではないようです。Dが似合うって言ってくれたのは、私が契約者だからじゃなかったようです。Dが自分の判断で、私を喜ばせようと思って言ってくれたんだね。ありがとうねD。

御閲覧ありがとうございました!!m(*_ _*)m!!

パワーストーン

なんか昨日、上司がやたら私達部下のほうをチラチラ見てくるし、そわそわしてるなあと思ったら、連休中に上司の誕生日があったようです。今日、キャスター先輩から聞きました。知らなかった・・・!!チラチラそわそわしてたのは、お誕生日おめでとうございますって言われるの待ってたのかなあ。なんか申し訳無い気持ちになったので、今日帰り道にチーズを買っておきました。上司の好物です。明日『遅くなってすみません、お誕生日おめでとうございます』って言いながら渡してみようと思います。



以下は、連休中の話です。過去記事「香水」の同日で、午後の話です。Dには依代が無いので、いいのがあれば買いたいなと今までずっと思っていたのですが、タルパの依代にはパワーストーンが良いと聞いて(読んで)、今回初めてパワーストーンのお店に行ってみることにしました。

D「どうしても行きたいのかい?」

でも、Dは乗り気ではなさそうです。前に、Dの依代としてパワーストーンを買うことを提案したときも、Dは必要無いと言って断ってきました。

私(ええと・・・『一回、行ってみたかったんだ』っと)

D「さゆにも僕にも、必要の無いものだよ」

私(えと・・・『買わないにしても、見るだけならう』おっと、打ち間違えた。一文字消してと・・・『いいでしょ?』)

電車に揺られながら、私は携帯のメール画面にポチポチと文章を打ち込んでいます。Dと筆談をしているのです。Dは脳内会話ができないので、Dと会話をするには口頭での会話か筆談をする必要があるのです。

D「さゆが欲しいなら買ってもいいんだよ。でも、僕のために買うのはおよし」

あらら。Dは気を使ってくれているのかな。でも、なにかDにプレゼントしてみたいな。

私(あ!!・・・『もしかして、Dってパワーストーンが苦手だったりする?それなら行くのはやめて帰ろう』)

全然思いつかなかったけど、もしかしてDはパワーストーンが苦手だから必要無いって言ってるのかも。それだったら、お店に連れて行くなんてかわいそうだよね。

D「僕は、何も問題無いよ。君の職場の玄関も石だし、君と一緒にジュエラーに何度も行ったことがあるよ」

そっか。言われてみればそうだね。私の気に入っているダイヤのペンダント、似合うよって言いながら触ったこともあったよね。
それにしても、私がジュエラーをひやかして、店頭で鏡に向かってアクセを付けてみたりする様子ならDは楽しそうに見ているのに、今回は全然乗り気じゃないね。Dのために私が何か買うのは申し訳無いって思ってるのかなあ。



電車を降りて歩いていくと、お店はすぐに見つかりました。

私「こんにちはー」

お店の中は清潔な感じで、机の上にずらっとパワーストーンが並べられています。ペンダントやブレスレットになったものや、これからそうなるのであろうパーツらしきものや、トゲトゲと尖って自然の雰囲気を残しているものもあります。

私(色々あるなあ。でも、パワーストーンに関しては全くの素人だから、どういうものを選んだらいいのかよくわからないな)

一応、下調べしてから来たんだけど、本物はまた雰囲気が違うね。それに、同じものでも、色が一つずつ微妙に違うんだなあ。

私(Dのイメージ的に、紺色が似合うと思うんだよね。このお店の中では、このサファイアとかラピスラズリっていうパワーストーンの色が似合うと思うな)

サファイアっていうと、ジュエラーに置いてあるような、完全に透き通っていてカットされたものしか見たこと無かったから、こういうのは新鮮だなあ。ラピスラズリは夜空みたい。キラキラ金色の細かい粒が入っていて、星が光る夜空を切り取ったみたいだな。

店員さん「何か、お探しですか?」

優しそうな女性の店員さんが、話しかけてくれました。

私「気に入るのがあるかなーと思って、ちょっと見てたんです」

そう、Dの気に入るのがあればいいなって思ってるんだけど・・・
私がDのほうをチラっと見ると、Dは私のほうを振り返って微笑んでくれました。

店員さん「どういったものがお好きですか?」

Dは、どういうのが好きなんだろ?どうせならDの好みに合わせて買いたいよね。
もう一度私がちらっとDを見ると、Dは首を横に振りました。えっ、どういうこと!?

私「・・・ええと、私のじゃなくて彼にプレゼントしようかなって思ってまして・・・ちょっとメールして尋ねてみても良いですか?」

店員「はい、どうぞ」

私は携帯を取り出しました。Dと筆談するためです。店員さんは、私から少し離れた位置に移動して、パワーストーンのディスプレイを直し始めました。

私(ええと・・・『D、さっき首を振ったのは、どういう意味?パワーストーン好きじゃないの?』)

私の携帯をのぞきこんでメール画面を読んでくれたDは、傍にあった水晶に手をのばして、トンと人差指でつつきました。

D「君に、こういった類のものは必要無いよ。幸せも、意欲も、守護も、癒しも、君が欲しいというなら僕があげるよ。だから、君にとって無駄な買い物だよ。僕は石よりもずっと強い力を持っているし、動けない石にはできないことが沢山できるよ?」

前髪で目を隠し、片手に死神のような大鎌を光らせるという不審な姿をしておきながら、Dはかわいく首をかしげてみせました。

D「ね」

どうやら、Dは本当にパワーストーンを歓迎していないようです。Dの依代にと思って買うつもりだったから、Dが気に入らないなら買わないほうがいいよね、残念だけど・・・

私「す、すみません!!彼と連絡がつかなかったので出直します」

私は店員さんに謝って、お店を出ました。



私(なにかDにプレゼントしたかったんだけどな・・・依代のプレゼントなら、タルパの本能(?)で喜ぶかと思ったけど・・・そもそもDはタルパじゃないかもしれないし・・・失敗失敗)

Dの気に入るものとか、もらって喜ぶものを知りたいな。いくらDに尋ねても、僕の望みは君の幸せだよとか、僕が欲しいものは君だけさとか、そういう甘いことしか言わないんだもん。(詳細は過去記事「Dに感謝」「結婚式」参照)絶対、私に気を使ってるよね。もしかして、私の労力やお金をDのために使わせないようにしてるの?

私(私が自分のものを買うときは、嬉しそうに見てるのに・・・)

あー、何かDにプレゼントしたいな。

私(ええと・・・『Dにプレゼントしたいんだ。何が欲しい?物でも、どこかに行きたいとかでも、何でもいいよ』)

そこそこ電車が混んでいるので、Dには私の影の中に入ってもらっています。私は壁に背中を預けて、メールをポチポチ打ちました。

D「プレゼント・・・」

Dの呟く声が、すぐ近くから聞こえました。Dは影の中に入っているとき、床や壁にうつる私の影の中だけでなく、私の体にうつる私の影を移動して、そこから周囲を見ることもできるのです。今は、私の顔にうつった髪の影からメール画面を読んでいるようです。

D「僕の欲しいものは、さゆだよ。だから、既にもらっているよ」

私(いつもと同じだなあ。タルパの本能なのかな。いや、Dはタルパじゃない気がするから、Dの種族(種族とかあるのかな?)の本能なのかな・・・『私のこと以外で、何か無い?』)

D「無いよ」

無いの!?

D「・・・・・・」

ん!?なになに!?

Dが黙り込んだので、何か考えているのかと思って、私は黙ってDの言葉を待ちました。でもしばらくしてDが言ったのは、「さゆ、降りる駅についたよ」という言葉でした。
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名前:さゆ
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初めて作るブログなので、不備がありましたら申し訳ございません。
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