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avarice

中世ヨーロッパの観念によれば、強欲の罪は縊死と相場が決まっていたらしい。ルネサンスの先駆者であるダンテ・アリギエリの神曲によれば、強欲の罪によって他人の財産を脅かしたものは地獄の第7圏に落とされるとか。私の首にも紐が掛けられているのだろうか。

なーんて、そんなの知ったこっちゃないっつうの。おとなしく命令に従ったところで、ヤハウェやイエスが食べ物や住処や薬を恵んでくれるわけじゃあるまいし。だから人が自らの力で手に入れなくちゃ生きていけないわけだよ。そのためにビジネスは絶対に必要で、それは同時に競争、戦い、心理戦、金の奪い合いでもあるわけだよね。じゃあ仕事を真面目に頑張る人ほど真っ先に地獄行きなのか。

でもビジネスは優しいよ、人を助けてくれるよ。だって食べ物や住処や薬や、金で買えるものなら何でも人に与えて命を繋いでくれるんだもん。人に十字架を課すだけの神が、絶対私達に与えてくれないものを。

私「だから私は地獄上等だよ」

Dに向かってドヤ顔で話していた私は、次の瞬間には、情けなく溜息をついて椅子に座りました。

私「・・・って言えたらカッコ良かったんだけどね~、とほほ・・・まだそこまでの覚悟を決める勇気がありません・・・宗教は信じてないけど、人間ビジネスだけじゃないし、人情とか友情とか愛情とか色々大切なものがあるし・・・これじゃ守銭奴にもなりきれず、善人にもなれない、ただ良い人ぶっているだけ・・・まったく私は一体どうしたいのかね・・・」

D「もう、そのことについて考えるのはおよし」

私の足元に座っているDが、私を見上げて言いました。

D「君が守銭奴でも善人でも良い人ぶっていても、僕は君が好きだよ。何も問題無いよ」

いつもの笑みを浮かべたDが、椅子から下ろしている私の足に頬をすり寄せました。Dのさらさらの髪がひざをくすぐります。

私「・・・ありがと」

さらさらの髪を撫でると、Dは嬉しそうに口元の笑みを深くしました。

D「それに、そんなことで悩むより、するべきことがあるよ」

ふわっとDの唇が私のももに触れました。

D「僕に構っておくれ」

ちゅ、と肌を吸ってから、Dは私の前にひざまずいたまま、私のももを舐め上げました。やわらかくて温かい、Dの舌の感触は久々です。

私「あ」

D「ここに来てから、さゆは一度もこういうことをしてくれないよ」

だ、だって・・・!!伯母さんがいる家なのに、一階には伯母さんがいるのに、この部屋でやらしいことするなんて、そんなの恥ずかしくて出来ないよー・・・!!

私「は、恥ずかしいから、アパートに帰ってからじゃ駄目?」

D「そうかい?」

あっさりとDは、私のももから口を離しました。

D「さゆが嫌なら、無理にはしないよ」

私「・・・・・・」

そう言われると余計、Dにベタベタしたくなっちゃうよ。でも明日は伯母さんと出かけるから、ブログを書いてタルパブログめぐりをしたら、すぐに眠ったほうがいいよね。やらしいことなら、アパートに帰ってから沢山できるし・・・うう、恥ずかし・・・

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