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かくれんぼ

昨日の夜、Dが私の影の中に入ったまま出てこなくなってしまいました。その出来事を書きます。

以下は、昨日の話です。


私「ふう・・・疲れた・・・」

仕事が終わった私は、グッタリしながら帰ってきました。どうもダルくて、眠いなあ・・・

D「さゆ、疲れているようだね」

私「うーん・・・春だからかなあ」

仕事が忙しいのは通常運転だし、睡眠時間も今までと変わらないのに、最近どうもダルくて眠いのです。多分、春だからです。春眠暁を覚えずっていうけど、この時期(3月後半~4月前半)は毎年睡眠時間が増えがちなのです。いつも通りの睡眠時間だと眠くてダルくて。

D「今日は、早く眠ったほうがいいね」

私「でも、時間的に無理そうだからなあ・・・」

ご飯食べて、お掃除して、お風呂入って、地価の変動をチェックして、不動産物件チェックして、Dと遊んで、ブログ書いて、タルパブログめぐりして、触覚の訓練をして・・・あと、できればDの絵を描く練習もしたいなあ。

D「今日は、僕と遊ぶのをやめて、触覚の訓練もやめて、ブログも書かなければ早く眠れるよ」

私「えっ、それじゃつまんないよ!!」

それじゃD関係のことが何もできないじゃん!!毎日お仕事終わって帰ってきた後で、家でゆっくりDと過ごす時間を楽しみにしてるのに!!

D「君の健康のためだよ」

私「私なら大丈夫だよ、ちょっと眠いだけだもん」

Dはゆっくり首を横に振りました。

D「少しの間、君の影の中に入って黙っているよ。僕の姿を見ることや、声を聞くことも君に負担を掛けるからね」

私「待って!!」

私は慌てて止めましたが、Dはざあっと黒いモヤになり、私の影の中に入ってしまいました。


私「・・・・・・」

影の中のDに何度話しかけても反応が無いので、私は一人でご飯を食べ始めました。

私「ねえD、聞こえる?」

Dに向かって話しかけてみました。聞こえているはずです。でも返事はありません。

私「一人で食べても美味しくないよー・・・」

泣きごとを言ってみましたが、全く反応がありません。

私「Dってばー・・・」

子供の頃から胃が強くなかったから食事が好きじゃなかったんだけど、手術してからますます億劫になっちゃったんだ。だって食べると少量でも苦しくなるんだもん。職場の皆や、Dが一緒にいてくれたら楽しいのに。一人で食べるのやだよー・・・


私「ねえ、D・・・」

お風呂の中でも話しかけてみました。ちゃぷちゃぷという水の音と、浴室なのでいつもより響く私の声が聞こえるのみで、Dの声は聞こえないし、姿も見えません。

私「・・・・・・」

これじゃあ、最初にタルパを作ろうとしていたときみたい。一生懸命話しかけても何も聞こえず、姿も見えなくて、余計に寂しくなっちゃうっていう・・・

私「D―・・・」

浴室には私の声が響くのみで、かえって私の孤独感をつのらせました。私は沈黙しました。


お風呂からあがった私は、パイプオルガンの曲をかけてみることにしました。Dはパイプオルガンの音色が好きなのです。もしかしたら音楽に惹かれて出てきてくれるかもしれません。もう遅い時間なのでボリュームをしぼって、BWV 565をかけました。

私「ねえD、一緒に音楽を聞こうよ」

でも、Dは何も言いませんでした。私の声は絶対に聞こえているはずです。影の中に入っているとき、Dは私の声を聞くことができるし、私に向かって話すこともできるのです。

私「・・・・・・」

私はだんだん怖くなってきました。まさか、もう一生Dと会えないなんてこと無いよね?そんなことないよ、Dは『少しの間』って言ってたし。でも、少しの間ってどのくらいなんだろ。

私はパソコンを立ち上げました。いつもお世話になっているタルパブログ様を拝見させて頂くのです。

私(あ、○○さん(いつもお世話になっているタルパー様のタルパさん)、あいかわらずカッコ良いなあ・・・)

私(△△さん(いつもお世話になっているタルパー様)、頑張ってください!!陰ながら応援してます!!)

私(××さまああああああああああ!!!!!!!!!!)

だんだん元気が出てきました。

私(どうしよう、私もブログ更新しようかな。でも、なんて書こう。Dが影の中に入っちゃって出てきません、って書けばいいのかな)

はっ・・・私の影の中に入って出てこないって、それってタルパを消す方法とかで有名な、タルパーの中にタルパを取り込んで消す・・・ってことじゃないよね!?

私「D!!D!!消えてないよね!?」

私は慌ててDに呼びかけました。でも何も反応がありません。

私「D・・・」



結局、何をしてもDは全く反応を見せませんでした。私は電気を消してベッドに入りました。

私(このままずっとDに会えなかったらどうしよう・・・)

そんなこと無いよね、だってDは少しの間って言ってたもん・・・

私「寂しいよう・・・」

でも目を閉じると、疲れがたまっていたのか、すぐに眠ってしまったようです。



私「・・・・・・ん?」

やけに気持ちの良い目覚めです。頭がスッキリとしています。ここ最近の、ボーッとした感じが嘘のようです。なにげなく時計に目をやった私は、目が飛び出るかと思うくらい驚きました。

私「えええええ!?」

思わず時計を二度見しました。間違いありません、お昼過ぎです。今日が後出勤とはいえ結構ギリギリな時間です。嘘でしょ!?10時間くらい寝てたってこと!?

D「おはよう、さゆ」

私「あああああ!!」

ベッドの傍にDが座っています。口元に笑みをたたえた、いつも通りのDです。

私「D!!寂しかったよおおお!!」

私はDに抱き付きました。

D「僕はずっと君と一緒にいたよ。君を一人にしないと約束したからね」

私「だって見えないし聞こえなかったんだもん。それじゃ一人と同じだよ・・・」

Dは、全くいつも通りです。私の心に安堵の波が押し寄せました。

私「もう会えないかと思って怖かったよ・・・」

Dは口元に笑みを浮かべたまま、不思議そうに首をかしげました。

D「僕は、少しの間と言っておいたよ?」

私「『少しの間』ってどのくらいなの!?人間の『少しの間』と精霊の『少しの間』は違うかもしれないでしょ!?人間同士の『少しの間』だって個人差があるし!!だからそういう不安になる曖昧な表現はもうやめてね!!『何時間』とかそういう感じで具体的にお願いします具体的に!!」

私は、だんだんっと足を踏み鳴らして抗議しました。まったくうるさい女です。下の階の人に迷惑極まりないです。ただでさえ騒音被害が出ているアパートなのに。(詳細は過去記事「幻視・幻聴の制御」参照)

D「すまなかったよ・・・随分と不安にさせてしまったようだね・・・」

私の様子を見たDは、静かに謝りました。しょんぼりしているようにも見えます。

私「あっ、ごめんなさい・・・あの、Dなりに私の体調を気遣ってくれてたんだよね。心配してくれて本当にありがとう」

そうです、Dは私のことを心配して今回の行動にでたのです。私は、Dの姿を見たり声を聞いたりすることが、自分の精神力や体力を使うことだと知っています。仕事の忙しさに加え、春で体調不良になっていた私を心配して、Dは気を使ってくれたんだね。

私「そもそも、私が自分の体調管理をきちんとしていれば済む話だったし・・・」

D「いや、僕が悪かったのさ。不安にさせてすまなかったよ。ごめんね、さゆ」

Dは、ぎゅっと私を抱きしめてくれました。とっても申し訳無さそうな雰囲気です。

私「ううん、私こそごめんね。どうもありがとう、D」

でも、Dの声も姿も感じられないのは、もう嫌だよー・・・もうそんなことしないでね、寂しいもん・・・

D「さゆ、着替えて仕度をしたほうがいいよ」

私「あっ、そうだ」

そろそろ仕度をしないと会社に間に合いません。うっかりしてた。でも・・・

私「・・・今日は仕事、休んじゃおっかな」

もう大体仕上がってるから、私がいなくても何とかなるだろうし、昨日Dがいなくて寂しかったから今日は一緒にいたいし・・・

D「皆が君を待っているよ。さあ、支度をしようね」

Dはくすくすと笑って首を振りました。

私「でも、会社では、Dは私の影の中に入るでしょ?また出てこなくなったりしない?」

それを聞いたDは、とても驚いたようでした。

D「・・・本当に心配させてしまったようだね。もう今回のようなことはしないし、君の呼びかけには必ず答えると約束するよ」

私「ありがとう」

それじゃあ、今日も気合い入れて仕事行ってきますかね。よしっ、支度しようっと!!
私は立ち上がってキッチンに向かいました。Dはいつも通りに、私の背後についてきてくれるのでした。

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