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Dの絵(47)

8月31日は、久しぶりに朝から晩までDとずっと一緒に過ごせました。

朝、ベッドの上で目が覚めると、人間の姿をしたDが声を掛けてくれました。私はあくびをしながら起き上がりました。

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7月から8月にかけて新人ちゃんの件やプロジェクトの件があったので、私はずっと仕事が忙しくて、あまりDにかまってあげられませんでした。(詳細は過去記事「交換日記」「交換日記(2)」「出張に行ってきますm( _ _;)m」「新人ちゃんのお父さん」「新人ちゃんのお父さんと私のお父さん」「Dの絵(34)」「新人ちゃんの件・その後」「プロジェクトメンバーと顔合わせ」参照)
でも、そのことに関して、Dは何も言いませんでした。ただ私の体調や精神を心配してくれていました。そして、何かトラブルが起きると文句も言わずに助けてくれるのでした。(詳細は過去記事「Dの絵(35)」「Dの絵(34)」「Dの絵(44)」参照)
そして、Dは人間の姿が一番気に入っているようですが、仕事が忙しくて私が疲れているときは、人間型の姿よりも幻視として見やすいペット型の姿になってくれていました。(詳細は過去記事「Dの絵(35)」参照)
Dはいつでも私のためにと考えて行動してくれているのです。それはDが私に好意を抱いてくれているからかもしれないし、私が契約者だからかもしれません。でもどっちでも良いのです。Dが私に親切にしてくれていることには変わりないからです。

でも昔は、そういう風に考えられなかった時期がありました。Dが人間の姿になって、言葉を話せるようになってからのことです。
あのときの私は、Dのことを、その存在からして疑っていました。

そのときのことを振り返って漫画にしてみました。


はじめに私がタルパを作ろうと思ったのは、病気になったからです。全てに対して絶望していたので、生きる気力もありませんでした。しかし死ぬのも怖くて嫌だったのです。だから、死ぬときに誰かに傍にいてほしくて、タルパを作ろうと思ったのです。(詳細は過去記事「最後の眠りにつく前に」参照)

でも私にはタルパを作ることはできませんでした。だから精霊を呼ぶことにしました。自分で作れないなら呼べば来てくれるかもと思ったのです。(詳細は過去記事「Dの絵(4)」「Dの絵(28)」「嘘」参照)

あのときは本当に切羽詰った精神状態で・・・なにしろ自分が死ぬと思っていたので、本当に焦っていまして、今になって思うと、あの精神状態だったからこそ、私はDの存在に気付くことができるようになったのかもしれないなとも思います。Dが言うには、Dは私が子供だった頃から傍にいたようですが、「おいでおいで」をしてDを呼ぶまで、私はDが傍にいることに気付けなかったのです。(詳細は過去記事「Dの絵(28)」参照)

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Dの存在に気がつく前は、こんな風にメソメソしてばかりいました。

「おいでおいで」をしてDが来てくれてからは、楽しい日々が始まりました。当初のDは黒いモヤのような姿をした「何か」で、気配はすごく強かったのですが(詳細は過去記事「Dの絵(29)」参照)、触感はありませんでしたし(気配と視覚によって接近や接触の有無はわかりましたが)、言葉も喋れませんでした(詳細は過去記事「タルパを作ったときの話4(声)」参照)。

でも、私とDはとっても仲良しで、楽しく暮らしていました。
まだ言葉が喋れなかったDですが、Dはもともと頭がとても良いので「首をかしげる・うなずく」というコミュニケーションで「はいorいいえ」などの簡単な意思疎通が既にできました。(詳細は過去記事「Dの絵(3)」「Dの絵(4)」参照)
私達は、喋らなくてもできる遊び(詳細は過去記事「Dの絵(12)」「Dの絵(11)」)を毎日しながら、楽しく暮らしていました。

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そして、とうとうDが人間の言葉を喋るようになったのです。

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Dは、会話がとても得意でした。最初からすらすらと会話を始めました。Dが言うには、Dはもともと喋れる精霊なのだそうです(詳細は過去記事「タルパを作ったときの話7(会話)」参照)。私がDに声を与えるまで、Dは自分で勝手な声を使って喋るのをひかえていたそうです。

Dが喋ってくれるようになって、とても嬉しい私でしたが、やがてDの喋る内容について疑問に思うようになりました。
疑問に思うこととは、Dはとにかく私のことを褒めるということです。わざとらしいくらいに沢山褒めるのです。それが私には、とても嘘くさく思えました。

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もっと沢山触りたくなったDは、私をぎゅっと抱きしめてくれました。

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Dが喋り始めたばかりの、この頃の私は、Dの喋る内容は私が脳内で考えた内容か、Dに言わせている言葉だと思っていました(詳細は過去記事「ペンダント」参照)。だから私は、私が自分で自分のことを自画自賛しているみたいで、なんだか気分が悪くなったのです。この頃はまだ、Dの発言内容どころか、Dの存在すら信じておらず、Dは私の妄想なのだと思っていました。
今では、妄想であろうがオカルトであろうが何であろうが、Dが私のために親切な言葉をかけてくれているという事実はかわらないので、だったらDのことを信じてあげたほうがDも喜ぶし、私も楽しいなあって思うようになりました。でも当時はそうやって楽しめるほどの精神的な余裕が無かったのです。

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余裕の無い私は、こんな酷いことまで考えてました。Dが喋ってくれるようになってからというもの、とにかくDのことを、その存在からして疑い、信じられなくなっていたのです。当時の過去記事「ペンダント」には、私がDを疑って酷い言葉を投げつける様子が記録されています。

でも実際は、Dは嘘をついていなかったし、お世辞を言ったわけでも無く、ただ私を喜ばせようとして、自分が言われて嬉しかった言葉を言ってくれただけなのです。
だって私こそ、Dに対して「かわいい」だの「触り心地が気持ち良い」だの、そういう言葉で褒めてきたのです。Dがまだ喋らなかった頃からずっと、私はそういった言葉でDに愛情表現をしてきました。

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だからDはそれらを褒め言葉だと思って、それらの言葉は愛情表現だと思っていたのです。喋れるようになったから今度はDが私を喜ばせようと思ってくれて、それで、Dが私から言われて嬉しかった言葉を、愛情表現だと思っている言葉を、ただ純粋な気持ちで言ってくれたのです。それなのに私ってばDを疑って、酷いことを言って、本当に最低です。

最初は、あんなにDのことを必要としていたから呼んで・・・来てもらって早々に泣きついたりとワガママを言って、その度に慰めてくれたDなのに、まだ喋れなかった頃から私に親切にしてくれたDなのに・・・

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あんなにDの存在を切望して、Dにみっともなく泣きついて、Dに助けられた私なのに。

そして、こんなに酷いことをDに言ったり、酷いことをしておきながら、やがて私はDのことをとっても好きになりました。

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好きになったらなったで、またもやDの言葉を疑う私でした。しょうもない奴です。ダメ人間です。
Dは、そんな私に呆れたりせず、優しく返事をしてくれるのでした。

御閲覧ありがとうございました!!m(*_ _*)m!!

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