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怪談

昨日の夜中のことです。といっても0時を過ぎて日付がかわっていたので、もはや昨日ではなくて今日の話なんですけど・・・すごく怪談話っぽいので、苦手なかたはお気をつけください。申し訳ありません。しかも、誰も聞きたくないだろっていう感じの、私の身の上話まで出てきて暗くて重いです。


昨日(日付かわってるから今日)の夜中、歯を磨いて眠ろうと思ったら、今朝のために必要な分の歯磨き粉が無くなっていることに気付いて、ああ~今日買おうと思ってたのに忘れてた~!!今日せっかく休みだったのに~!!って思って、コンビニに行ったんです。

コンビニで、いつもの歯磨き粉じゃないけど一応買えたので安心して家に向かっていたら、川沿いの道を歩いているときに、きらきらした綺麗なモヤみたいなものが、私の前方に見えたんです。

え!?と思って立ち止まったら、そのきらきらした綺麗なモヤはなんか・・・人の形に見えるような・・・女性みたいな・・・

それが、私のほうに、モヤの一部(手?)を、のばしてきたんです。

突然、私の目の前に、黒いものが降ってきて、それがDの後ろ姿だ・・・と思う間もなく、Dの姿は形の無い黒いものになり、一瞬の間に、きらきらした綺麗なモヤのいた場所に移動していました。きらきらした綺麗なモヤは破裂したみたいに飛び散りました。

私「!?」

黒いものは、やがて大鎌をななめに振り下ろしたポーズのDの姿になりました。

私「D・・・」

Dが振り向きました。きらきらした綺麗なモヤはもうどこにもありません。Dはこちらに歩いてきました。

D「さゆ」

口元にいつもの笑みをたたえて、Dはことさら優しい声で私の名前を呼びました。

私「D・・・何?今の・・・」

D「気にしなくていいんだよ」

優しい声で、優しい口調で、優しい微笑みを口元に浮かべたDが言いました。

私「気にしなくていいって、す、すごく気になるよ!!」

Dは、あのきらきらした綺麗な何かを、大鎌で攻撃したってことだよね?
綺麗な何かはどうなったの?破裂して消えたように見えたけど、Dに・・・消されちゃったの?

ていうか、あの綺麗なもの、私の目に見えたってことは、私が作ったものってことだよね?
全然、作った気がしないけど・・・

でも私、霊とか何も見えなくて、私が見えるのは自分で作ったDだけで・・・
だから、私の目に見えたなら、やっぱりあの綺麗なものは、私が作ったわけだよね。
私が作ったということは、あの綺麗なモヤは、ダイブ世界とかいうものの一部なの?
ダイブ世界って、作ってないはずなんだけど、勝手にできたのかな・・・

モヤがこっちに伸ばしてきたあれって、手・・・?
手って・・・まさか、さっきのモヤ、私が無意識に作った別のタルパとかじゃないよね!?

私「D!!ねえ、なんで攻撃したの!?あれって何?まさか私の・・・」

私の作ったタルパとかじゃないよね!?だってそれならDが攻撃する必要なんか無いもんね!!でも、私が作ったものじゃないなら、私の目に見えないんじゃ・・・
私は嫌な想像に冷汗が出ましたが、Dはいつも通りの微笑みを口元に浮かべて、平然とした口調で言いました。

D「どうしたんだい? さゆ。そんなに慌てて」

Dは、そっと私の頬に手を当てました。

D「かわいそうに、怖かったんだね。もう大丈夫だよ」

私「ね、ねえ・・・!!」

D「さゆ、落ち着くんだよ。前にも教えた通り、僕はさゆに危害を加える可能性のある悪霊を駆除しているだけさ」

私「危害って・・・」

あんなに綺麗なきらきらしたものが、危害を加えてくるの?嫌な感じとか全然しなかったけど・・・

私「そんな風に見えなかったけど・・・」

D「さゆ、騙されてはいけないよ。悪いものほど、人を騙そうとして魅力的な姿を装うものなのさ。あれは悪霊だよ。さゆを騙そうとした悪いものさ」

たしかに以前Dは同じことを言っていました(詳細は過去記事「能力」及び「大鎌」参照)。でも私はまだ気になっていました。Dはあれを悪霊だって言うけど、たとえ悪いものだとしても、あれは私が作ったものなんじゃないかって。

私「でも、私には霊とか何も見えないんだよ。Dしか見えないんだ。それって、私の目には自分で作ったものしか見えないってことじゃないのかな。だから、あの綺麗なモヤ、あれって、その、私が作った・・・別のタルパとかじゃ・・・」

Dは両手で私の頬を包みました。手放された大鎌がゆっくりと倒れて、大きな音を立てて地面に転がりました。

D「さゆ。普段は見えないものでも、波長が合ってたまたま見えることはあるものだよ。あれは君の作ったタルパではなく、君と波長が合うだろうと思って近づいてきた悪霊だよ。君の傍に僕が控えているということを知った上で、力量の差もわからず無謀にも君に近づこうとした身の程知らずの悪霊さ」

私「・・・・・・」

D「あんなものまでいちいち見ていては、さゆの体がもたないよ。僕のために普段から結構な精神力を使っているのに、余計なものを見るためにまで力を使ってしまっては、さゆに負担がかかってしまうからね。それなのに、さゆに姿を見せるなんて、全く忌々しい奴だったね。でも大丈夫だよ・・・もう二度と現れないさ。永遠に」

私「・・・・・・」

D「何も心配いらないよ。さゆは僕が守ってあげるからね。安心おし」

私「うん・・・」

私がうなずくと、Dは口元の笑みを濃くしました。
そっと私の頬から両手を放したDが、大鎌に向かって右手を広げると、大鎌はふわっと浮いてDの手中に収まりました。

D「さあ、帰ろう。ここは冷えるから、さゆの体に良くないよ」


ということがあって・・・
きらきらした綺麗なモヤの姿で現れた悪霊についてですが、ちょっと心当たりがあるんです。
あれは私が無意識に作ってしまった、私の母だったんじゃないかなって・・・なんか女性っぽかったし。
父と母は私が小学生のときに離婚してまして、母は出て行ってしまい、私は父のもとに残されたんですが、その後母が自殺していまして、その母が残した日記に父への恨み言と、娘の私の存在が邪魔だったって愚痴が書いてあったそうで・・・

Dはモヤの正体について教えてくれませんでした。でも私は、あのモヤは私が作ったものだろうと思っています。
多分、私の心の中にあった母への恐怖が無意識にあのモヤ(母っぽい姿をした私への攻撃者)を作ってしまい、それをDが消してくれたんじゃないかなって。
このタイミングで現れたのは、母の亡くなった日が再来週にひかえているからだと思います。お線香あげに行こうかやめようか、まだ迷っているので。
あのモヤ、全然自分で作った気がしないんですけど、でもあれが母の霊そのものってことはないと思うんです。母のお葬式はお寺でちゃんと行われて、お墓もちゃんとあるので。

スッキリしない話だし、身の上話とかの重い話で申し訳ありません。
これ、私は怖かったんですけど、客観的に考えてみたら、深夜に誰もいない川原で一人で挙動不審な態度をとっていた私こそが、周囲から見たら一番怖い存在でしたよ!!って話ですよね・・・不審人物そのものやないか!!

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