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王国

今日は『傲慢でした!!申し訳ございません!!』って書いた紙を、自分の椅子の背中に貼って仕事してました。

23日に職場でとんでもないことをしてしまって(詳細は過去記事「暴走(私の)」参照)、それから24・25と連休だったので、今日謝らなきゃって思いまして。

・・・で、Kとお昼食べに行って、自分のデスクに帰ってきたら『傲慢でした!!申し訳ございません!!』って書いた紙が『レモン』って書かれた紙に貼りかえられてました。誰がかえたの!?S!?

そういうわけで、午後はずっと『レモン』って書かれた紙を貼ったまま仕事してました。



以下は、24日の話です。

私(結局、Dの言う通りだったよ~・・・)

職場の人達には心情を吐露しない!!って、あれだけDに対して意地はっておきながら、結果的にはDの忠告通りになりました。自分が間違った行動に至ってしまった原因となった心情を説明して謝罪し、今後の改正を誓うことで、職場の皆様が許して下さったし、私の悩みも解決したのです。

私「D、ごめんなさい・・・ちゃんとDの話を聞いて、早く忠告に従ってれば良かったよ」

せっかくDが教えてくれていたのに。それに、Dが忠告してくれた時点で私が動いていれば、職場の皆様に迷惑を掛けることもなかったのです。

私「どうして私ってこう失敗ばかりなんだろうね。反省しなきゃね」

自分で勝手に思い込んで、そのまま突っ走るから失敗するんだろうなあ。私には、周囲の意見をきちんと聞くことが大切だね。

D「反省は良いことだね。今後の君の役に立つよ」

私「うん。ごめんなさい・・・」

D「僕に謝る必要なんて無いんだよ。君が謝罪すべき相手は職場の人達だけさ。その彼らも、今回のことは許容してくれたよ。だからもう、気を落とす必要は無いよ」

Dは口元に笑みを浮かべて、私のおでこにキスをくれました。

D「ほら、元気をお出し」

ひらり、と薄い色の花びらが目の前をかすめて、それをはじめに、ひらひらと色とりどりの花びらが舞い落ちてきました。足元に一面の薔薇が広がり、見渡せばまるで広くて美しい薔薇園のようです。たしかこれは、Dの守っている静謐の楽園、だよね・・・(詳細は過去記事「誘惑」参照)

私「ありがとう。また楽園を見せてくれたのね」

D「さゆが、あちら側の世界のことを頑張ったからね」

あちら側って、現実世界のことかな。そうだよね。

D「本当は、もっと沢山こちら側の世界に連れてきたかったのだけど、それは、今の君が望む幸せとは遠ざかることになるからね」

幻視を見すぎるのは負担になるって言ってたから、そのことかな。心配してくれているんだね。

私「ありがとう。Dの楽園は綺麗だね」

D「君の王国でもあるんだよ」

私「王国・・・」

そういえば、以前この静謐の楽園を見せてくれたときも、王国だって言ってたよね。(詳細は過去記事「世界一美しい薔薇の花」「誘惑」参照)
国とか作った覚え無いんだけどな。国民(?)も見当たらないし。これは、ダイブ世界っていうものとは違うんだよね?だってDはダイブなんて知らないって言ってたもんね。

私「これはダイブ世界なの?どうして王国なの?」

どこが王国なんだろ。綺麗な薔薇で埋め尽くされているから、楽園っていうのはわかるんだけど・・・

D「ダイブ世界?」

Dは首をかしげました。あ、やっぱり違うんだ。

D「ここは僕の守る静謐の楽園で、君の王国だよ。城もあるよ。ほら、ごらん」

私「城!?」

Dの指さす方向を見ると、たしかに城らしきものが遠くに見えます。

私(で、でも城があれば王国ってわけじゃないよね!?)

D「ね」

私「う、うん・・・」

でもDが嬉しそうなので、私はその疑問を口には出さずに、心の中にしまいました。

Dが私のすぐ前まで歩いてきました。Dに踏まれた薔薇はカサリと小さな音を立てますが、すぐに元気な状態にもどります。

私「ここの薔薇は、強いのね。ときどきDがくれる幻の薔薇とは違うみたい」

あれは本当にはかなくて、すぐに光の粒になって消えちゃうのに。(詳細は過去記事「口付け」参照)

D「同じ薔薇だよ。ただ、こちらの世界で咲いているからね」

現実世界に持ち帰ると、すぐ消えちゃうってことかな。じゃあ、あのはかない幻の薔薇は、Dが楽園から摘んできてくれた薔薇だったんだね。

D「・・・薔薇を買いにいくかい?久々に、君の部屋に飾る薔薇をね。僕が選んであげるよ」

現実世界では、私は常に自分の部屋に切り花を飾っていました。でも、Dに初めて選んでもらって買った薔薇が枯れてしまって以来、私は部屋に飾るお花を買っていないのです。(詳細は過去記事「めそめそ」参照)

私「うん!!」

でも、もう新しい薔薇を買っても平気なのです。古い薔薇から新しい薔薇に買いかえるように、私があの職場を離れることになり新しい人が入ったとしても、もう私は大丈夫なのです。

私「Dが選んでくれるなんて嬉しいな~」

D「任せておくれ。君に一番似合う薔薇を選ぶよ」

楽園に霞がかかってぼんやりとし、さらさらと風に吹かれた花びらが舞うように、霞は風に消えて、見慣れた自分の部屋になりました。

私「一番綺麗な薔薇がいいな!!」

なぜかくすくす笑って、Dはうなずきました。

D「仰せの通りに、僕の女王陛下」

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